2026年4月27日の NHKあさイチで磯野貴理子さんが語った更年期の心の不調。

「決められない」「怖い」は性格じゃなくホルモンのせいかも。分子栄養学の視点で改善法を解説します。
「最近、なんだか決断できなくなった気がする……」
そう感じていませんか?
以前はテキパキこなせていたのに、小さなことでも迷ってしまう。「どっちでもいいや」が増えた。やる気が出ない。なんとなく不安……。
それ、性格が変わったわけでも、怠け者になったわけでもありません。
「更年期の心の不調」かもしれません。
今日(2026年4月27日)放送のNHK「あさイチ」では、タレントの磯野貴理子さんが40代で経験した更年期の心の異変について語りました。「決められない」という症状が特に印象的で、あんなにテキパキしていた磯野さんでも経験したと聞いて、胸がぎゅっとなった方も多いのではないでしょうか。
私自身も、40代半ばから「以前の自分と何かが違う」と感じるようになりました。今回は、更年期の心の不調について、分子栄養学の視点も交えながらお伝えします。
磯野貴理子さんが語った「更年期の心の異変」とは
磯野貴理子さんは40代後半、ある日突然「歩道橋が渡れなくなった」と語っています。それまで普通に渡っていた歩道橋が、急に崩れ落ちるイメージが浮かんで怖くなってしまったというのです。
また、もともとテキパキしたタイプだったのに、優柔不断になり「決められない」状態が続いたそうです。
「私どうかしちゃったのかしら」と思ったという言葉、すごくリアルですよね。
これは「性格が変わった」のではなく、ホルモンバランスの乱れが脳や神経に影響を与えているサインです。
更年期の「こころの不調」、こんな症状が出ます
今日のあさイチでは、40代に身近な更年期の心の症状として以下が紹介されました。
① 決められない・優柔不断になる
エストロゲン(女性ホルモン)が減少すると、脳の判断力や集中力に影響が出ます。これまで瞬時に決めていたことが、急にできなくなるのはよくあることです。
② 理由もなく不安になる
突然の不安感、ドキドキ感、焦り。パニック発作に近い症状が出ることもあります。「なんか怖い」「落ち着かない」という感覚が続く場合は、更年期の心の症状の可能性があります。
③ 気力ややる気が出ない
朝起きられない、何もしたくない、好きだったことが楽しめない。これも更年期でよく見られる症状です。うつ病と似ているため、見逃されることも多いです。
④ イライラしやすくなる
些細なことで怒りが爆発してしまう。家族に当たってしまって自己嫌悪に陥る……というパターンも、更年期の心の不調のひとつです。
「気のせい」「疲れているだけ」と片付けず、体のサインとして受け止めることが大切です。
なぜ更年期に「こころの不調」が起きるのか
更年期になると、卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンが急激に減少します。
エストロゲンは、実は脳にも深く関わっています。セロトニン(幸福感をつかさどる神経伝達物質)の分泌を助ける働きがあるため、エストロゲンが減ると気分の波が大きくなりやすいのです。
また、PMDDという「月経前不快気分障害」も今日のあさイチで取り上げられました。生理前に気分が激しく落ち込んだり、怒りがコントロールできなくなる状態で、40代に入ると症状が強くなることがあります。
ホルモンは、気持ちにも大きく影響しているのです。
分子栄養学から見る「こころの不調」の根本原因
ここからは、私が学んでいる分子栄養学の視点でお伝えします。
更年期の心の不調には、ホルモンの変化だけでなく「栄養不足」が深く関わっています。
① タンパク質不足がセロトニンを減らす
セロトニンは「幸福ホルモン」とも呼ばれますが、その原料はトリプトファンというアミノ酸です。アミノ酸はタンパク質からできているため、タンパク質が不足するとセロトニンが作られにくくなります。
「なんとなく気分が沈む」「やる気が出ない」という方は、タンパク質不足が一因かもしれません。
② 鉄不足が気力を奪う
日本人女性の多くが鉄不足(潜在性鉄欠乏)の状態にあります。鉄は脳への酸素供給に関わるため、不足すると思考力の低下、倦怠感、集中力低下が起きます。
「疲れやすい」「頭がぼんやりする」という症状も、鉄不足が原因のことがあります。
私自身も血液検査でフェリチン(貯蔵鉄)の値が低かったとき、気力がなく何をするにも億劫に感じていました。食事改善で改善されてから、明らかに気持ちが変わりました。
③ ビタミンB群不足が不安感を引き起こす
ビタミンB6はセロトニンの合成を助け、ナイアシン(B3)は神経の働きをサポートします。これらが不足すると、不安感やイライラが強くなることがあります。
「こころの不調」は、脳と体の栄養状態を整えることで、かなり改善することがあります。
今日からできる5つのケア
1. タンパク質を毎食意識する
肉・魚・卵・豆腐・納豆を1品プラスするだけでOKです。特に朝食にタンパク質を取り入れると、一日の気分が安定しやすくなります。
2. 鉄分を意識して摂る
赤身肉・レバー・あさり・小松菜を週に数回食べるようにしましょう。ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が上がります。
3. 発酵食品で腸を整える
腸内環境と精神状態は深く関わっています。納豆・味噌・ヨーグルトを毎日の食事に取り入れましょう。
4. 日光を浴びて体内時計を整え歩く
朝、5〜15分でいいので外に出て日光を浴びましょう。セロトニンの分泌が促され、気持ちが安定しやすくなります。ウォーキングもしましょう。
5. 「気のせいじゃない」と自分を認める
更年期の心の不調は、あなたのせいでも、弱さでもありません。体の変化に伴う自然な反応です。まず「そうか、更年期かもしれない」と受け入れることが、回復への第一歩です。
磯野貴理子さんが「不安になるかもしれないけど、絶対終わるから」と言っていたように、必ず出口があります。
まとめ
「決められない」「なんとなく怖い」「やる気が出ない」——これらは更年期の心の不調のサインかもしれません。
性格の問題でも、努力が足りないわけでもありません。ホルモンの変化と、栄養状態が関係していることが多いのです。
まずは食事からできることを始めてみてください。そして、症状が強い場合は婦人科や内科に相談することも大切です。
あなたの不調に、ちゃんと理由があります。そして、改善できます。
一人で抱え込まず、一緒に考えていきましょう。
この記事は健康美容ライターが執筆しました。医療的な診断・治療については、必ず医師にご相談ください。



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