2026年5月28日のNHKあさイチで紹介された産婦人科医・能瀬さやか先生。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2024」を受賞した方です。
女性アスリートを悩ませることとは?無月経・骨粗しょう症・エネルギー不足の深刻な関係を、わかりやすく解説します。
「生理が止まって一人前」——その言葉、今すぐ捨ててください
「生理が止まったら本物のアスリート」
信じられないかもしれませんが、ほんの少し前まで、日本のスポーツ現場でこんな言葉が当たり前のように飛び交っていました。
NHKあさイチで取り上げられた産婦人科医・能瀬さやか先生は、そんな危険な「常識」に正面からぶつかってきた医師です。
女性スポーツ選手に関わる健康問題といえば、整形外科的な怪我がまず思い浮かぶかもしれません。でも能瀬先生が長年訴えてきたのは、もっと見えにくく、もっと深刻な問題。それが「女性アスリートの三主徴」です。
「スポーツと生理って、関係あるの?」と思ったあなたにこそ、今日の記事を読んでほしいと思います。
問題の本質:「やせていること」「練習量」が体を壊している
「がんばるほど、体は追い詰められていく」
能瀬さやか先生が国立スポーツ科学センター(JISS)に赴任して驚いたのは、女性トップアスリートの約4割が月経不順や無月経を抱えていたという事実でした。
それだけではありません。多くの選手が「ピル(低用量ピル)で月経をコントロールできる」ことさえ知らなかった。指導者の中には「月経が止まって初めて本物のアスリート」と公言する人もいたというのです。
スポーツと女性の健康は、切っても切り離せない関係にある。なのに、その問題は長い間「見えない問題」として放置されてきました。
原因① 利用可能エネルギー不足(LEA)
練習量に対して、食事量が足りていない状態のことです。
「食べているのに足りていない?」と思うかもしれませんが、ハードな練習をこなすアスリートは、一般女性よりはるかに多くのカロリーとたんぱく質が必要です。
消費カロリーから運動で使うカロリーを引いた「残りのエネルギー」が少なすぎると、脳が体の機能をひとつずつシャットダウンし始めます。その最初のターゲットが、月経(生理)です。
原因② 無月経(運動性無月経)
エネルギーが足りなくなると、脳(視床下部)からのホルモン分泌が抑えられ、月経が止まります。これが「運動性無月経」です。
「生理がなくてラクだな」と思う選手もいるかもしれません。でもこれは、体が出しているSOSサインです。
無月経になると、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が激減します。エストロゲンは骨を守るホルモン。これが低下すると、次の深刻な問題を引き起こします。
原因③ 骨粗しょう症・疲労骨折
エストロゲンが減ると、骨密度が急激に落ちます。
「若いのに骨がもろい」——これが現実に起きています。
骨量は10〜20代にかけてピークを迎え、その後は下がる一方。つまり、成長期に無月経が続くと、一生涯にわたって骨密度の低い状態が続くことになります。
実際、競技中の疲労骨折は、月経のある選手よりも無月経の選手に多く見られます。骨折→競技離脱→トレーニング量の低下、というサイクルが選手の未来を奪ってしまうのです。
そういう女性を一人でも減らしたいと能瀬さんは話しています。
能瀬さやかさんとは?

出典 日経ウーマン
青森出身であり、父が産婦人科医。小中高校時代はバスケに夢中でスポーツに関する仕事がしたいと思っていたそうです。医学生5年の時に偶然目にした女性アメリカスポーツ医学会の記事。女性のスポーツ選手には無月経の問題があることを知り、産婦人科医としてスポーツと関わっていける可能性を感じたのです。
その能瀬さんを襲ったのは、くも膜下出血。26歳でした。これを機に今やりたいことをやろうと決断。
そんな思いで飛び込んだのは国立スポーツ科学センターに転職。トップアスリートの約4割が無月経や月経不順を抱えていることがわかりました。

出典 日経ウーマン
能瀬先生が切り開いた「女性アスリート外来」
2017年、能瀬さやか先生は東京大学医学部附属病院に、国立大学として初めての「女性アスリート外来」を開設しました。スポーツをするすべての女性を対象にしています。
それまで女性アスリート外来は、国内トップアスリートしか診察を受けられませんでしたが、この外来では毎週水曜日、どんなレベルの選手でも相談・診療が可能に。部活動に励む学生から、更年期世代の市民ランナーまで、幅広く女性の健康を守る場所となりました。
2023年からは再び国立スポーツ科学センターに戻り、現在は同センター初の常勤産婦人科医として活躍されています。
番組ではサッカーを5歳からしている20歳の女性が受診した様子が映し出されました。
患者の多くは無月経、PMS、月経不順。能瀬さんは症状のみならず、試合のスケジュールを聞き出します。そしてその試合の時に最高のパフォーマンスができるように、体に合うような薬を処方するとのことです。
角田夏実選手と「卵子凍結」という選択
パリ五輪で金メダルを獲得した柔道の角田夏実選手は、競技と出産の両立に深く悩んでいたひとりです。
女性アスリート外来を訪れた角田選手に、能瀬先生はこう伝えました。
「競技か出産か、どちらかを選ぶ必要はありません。両方の選択を取りましょう」
その言葉に背中を押された角田選手は、卵子凍結という選択をします。アスリートの場合、排卵を促す薬がドーピング規定に抵触しないよう、薬の申請や変更が必要になる難しさがありますが、能瀬先生のサポートで乗り越えることができました。
競技と女性としての人生、どちらもあきらめなくていい。能瀬先生はそのメッセージを、医療という形で届け続けています。
わが家の話:スポーツをする娘にルナルナを勧めました
能瀬先生の話は、私にとって「他人事ではない」と感じることばかりでした。
じつはわが娘も、部活でスポーツに打ち込んでいる大学生。そして生理周期がずっと不定期で、「今月はいつ来るんだろう」と毎月ヤキモキしていました。
本人も「なんか不規則だけど、まあいっか」と深く考えていなかったのですが、能瀬先生の話を聞いて改めて思ったのです。放置していたら、将来の体に影響が出るかもしれないと。
そこで私が娘に勧めたのが、生理・体調管理アプリの「ルナルナ」です。
ルナルナを使い始めて変わったこと
まず、自分の周期の「傾向」が見えるようになりました。
「バラバラだと思っていたけど、こういうリズムがあるんだ」と娘本人も気づいたようで、記録することが習慣になっていきました。
次の生理予定日がわかると、試合や大会・テストのスケジュールと照らし合わせられるのも大きなメリット。「この試合の日、ちょうど生理かも」と事前にわかれば、体のケアや栄養補給の準備ができます。
そして何より、記録を続けることで「明らかに不定期すぎる」「間隔が開きすぎている」という異変に気づきやすくなります。
能瀬先生が言うように、月経の変化は体からのSOS。アプリで記録しておくことは、その声を拾い上げる第一歩になると思っています。
スポーツをする娘を持つお母さんへ
「うちの子、生理のこと話してくれないから…」という方も多いかもしれません。
でも、ルナルナはアプリを入れるだけで使えて、記録も入力3秒ほど。ハードルはかなり低いです。「体のこと、記録してみたら?」と一声かけてみるだけでいいと思います。
累計1,900万DL超の「ルナルナ」から生まれた、低用量ピルのオンライン処方サービス。スマホで提携医療施設の医師とビデオ通話で診療を受けるだけで、お薬が自宅のポストに届きます。診察後もチャットで医師に相談できるので、副作用の不安や疑問もその場で解決できます。中身がわからない梱包なのも安心です。
娘はルナルナ おくすり便を使う前に、一度婦人科で検診を受けて異常がないことを確認しています。オンライン診療を安心して使うためにも、事前に対面で診てもらうことをおすすめします。
処方が難しい場合は費用ゼロ。定期プランもいつでもキャンセルOK。忙しい大学生にぴったりです。
娘自身、「記録してみると、自分の体のことがちょっとわかる気がする」と言っていました。
スポーツを頑張る娘の体を、お母さんが一緒に守ってあげてほしいと思います。
参考情報
- 東京大学医学部附属病院「女性アスリート外来」毎週水曜日受付
- 一般社団法人 女性アスリート健康支援委員会(https://f-athletes.jp/)
- 書籍:『女性アスリートの健康管理・指導Q&A』能瀬さやか編(文光堂)
- 本記事はプロモーションを含みます



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