【あさイチ】「◯◯ペイで返金」詐欺の手口と今すぐできる対策

あさイチ
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NHKあさイチで特集された「◯◯ペイで返金します」詐欺。約56万円をだまし取られた被害者の実例から、手口の流れ・狙われるポイント・今日からできる対策までわかりやすくまとめました。ネット通販を使う方は必見です。


「◯◯ペイで返金します」——もしネット通販のお店からこんな連絡が来たら、あなたはどうしますか?

「お金が戻ってくるなら、ありがたい」。そう思ってしまうのが、ふつうの感覚ですよね。私自身もネット通販は日常的に使っていますし、キャッシュレス決済もすっかり生活の一部。だからこそ、今日(2026年6月11日)のあさイチで特集された「◯◯ペイで返金」詐欺は、まったく他人事に思えませんでした。

番組で紹介された被害者の女性は、約56万円ものお金をだまし取られています。しかも、特別に不注意だったわけではありません。「返金します」という親切そうな言葉を信じて、指示どおりに操作しただけなのです。

「返金します」は、もはや親切の言葉ではなく、詐欺の入り口かもしれない。

この記事では、番組の内容をもとに、詐欺の手口・狙われる心理・今日からできる対策を、わかりやすく整理してお伝えします。

「◯◯ペイで返金」詐欺とは?被害額は相談ベースで約5億円

番組によると、「◯◯ペイで返金する」と持ちかけられる詐欺の相談では、すでに支払われた金額が約5億円にのぼっているそうです。

取材を受けたまゆみさん(仮名)は、ネット通販でのやり取りをきっかけに、3回に渡って約56万円をだまし取られました。「◯◯ペイで返金します」と言われ、指示どおりに操作したつもりが、実際には送金してしまっていたのです。さらに最後には、無断でアカウントにログインされ、送金までされてしまいました。

ここで多くの方がショックを受けるのが、次のポイントです。

本人の操作で送金してしまっているため、決済サービス会社の補償を受けることが難しい

つまり、「だまされた」のに「自分で送った」扱いになってしまう。これがこの詐欺の本当に怖いところです。

お金だけでなく、「自分が操作してしまった」という自責の念まで背負わされるのが、この詐欺の残酷さです。

なぜだまされてしまうのか?狙われる3つの心理ポイント

番組では手口の一例が具体的に紹介されていました。流れを整理すると、だます側が私たちの「心理」を実に巧妙に突いてくることがわかります。

① 「掘り出し物を見つけた!」という高揚感

入り口は、ほしかった商品をウェブサイトで見つけるところから始まります。レアな商品や、市場価格より安いものが餌になります。

「やっと見つけた」「今買わないと売り切れる」——この高揚感が、判断力を鈍らせるのです。冷静なときなら「安すぎて変だな」と気づけることも、欲しい気持ちが先に立つと見えなくなってしまいます。

② 「返金手続き」という安心ワード

商品が届かない、注文に問題があったなどの流れで、「◯◯ペイで返金手続きをします」という連絡が来ます。「お金が戻ってくる」という話なので、警戒心が下がってしまうんですね。

そして指示に従って◯◯ペイのアカウントを送ると、「失敗しました」と言われます。ここからが本番です。

③ 「画面共有」で操作を誘導される

「うまくいかないので、画面を見ながら案内します」などと、画面共有につなげて送金させるのが狙いです。相手はこちらの画面を見ながら、「ここを押してください」「この数字を入力してください」と誘導してきます。

番組で紹介されていた飲食店経営の渡辺さんの被害も同じ流れでした。メールで「返金手続きをしたい」と◯◯ペイに誘導され、通話しながら画面共有し、”解除コード”と称した数字を入力させられた。実はその数字が送金額だった、という手口です。

番組では、コンピューターウイルスなどで情報を盗むことが難しくなった今、人の心理につけこむ詐欺が増えていると解説されていました。

事業者側も対策を進めている

少し安心できる話もありました。キャッシュレス決済サービスの会社側も、独自の対策を続けているそうです。

番組では、決済サービス会社の担当者が渡辺さんの取引を分析。「これまでなかった高額の送金」など複数の条件に当てはまったため、詐欺が疑われる取引として取引中止になっていたことがわかりました。

また、取材を受けたキャッシュレス決済アプリでは、最新版にアップデートしていれば、LINEでビデオ通話をしている最中にアプリ画面が表示されないようにするセキュリティ強化がされているそうです。画面共有で送金画面をのぞき見されるのを防ぐ仕組みですね。

さらに、取引相手について「正規のもの」「要確認」「安全ではない」といったレベル別の評価を表示して、利用者の判断の助けにしているとのことでした。

ただし、担当者の方の呼びかけが印象的でした。

「送る・受け取る」機能は、見知らぬ人との間では使わないでほしい

どんなにアプリが進化しても、最後の砦は「見知らぬ人にお金を送らない」という私たち自身の習慣です。

今日からできる5つの対策

番組の内容をふまえて、今日からすぐにできる対策をまとめました。

① 「◯◯ペイで返金します」は詐欺と疑う

そもそも、正規のお店の返金は、支払ったときと同じ方法(クレジットカードの取り消しなど)で行われるのが基本です。「◯◯ペイで返金」と言われた時点で、立ち止まってください。

② 「送る・受け取る」機能を見知らぬ人と使わない

送金機能は、家族や友人などよく知っている相手とだけ。お店や業者を名乗る相手との間では使わない、と決めておきましょう。

③ 画面共有しながらの操作には絶対に応じない

「画面を見ながら案内します」は危険信号です。正規の事業者が、通話と画面共有で送金操作をさせることはありません。

④ 決済アプリは常に最新版にアップデート

ビデオ通話中にアプリ画面を表示させないなど、最新版にはセキュリティ強化が含まれています。スマホの自動更新をオンにしておくと安心です。

⑤ 「安すぎる掘り出し物」こそ深呼吸

レアな商品が相場よりずっと安い——そんなときほど、購入前に販売サイトの会社情報や口コミを確認しましょう。高揚感は判断力の敵です。

そして、もし「だまされたかも」と思ったら、ひとりで抱え込まず、消費者ホットライン「188(いやや)」や、警察相談専用電話「#9110」にすぐ相談してください。

「自分は大丈夫」と思っている人ほど、高揚感のスキを突かれます。対策は”知っているか”で決まります。

まとめ:「返金します」の一言に立ち止まる習慣を

今日のあさイチの特集を、表にまとめます。

ポイント内容
手口の入り口レア・格安商品のネット通販サイト
だましの常套句「◯◯ペイで返金します」「手続きが失敗しました」
決め手画面共有で送金操作を誘導(”解除コード”入力など)
怖い点本人操作の送金のため補償が難しい
被害規模相談ベースで支払額 約5億円
事業者の対策不審な高額送金の取引中止、ビデオ通話中の画面非表示、相手のレベル別評価
私たちの対策「ペイで返金」を疑う/送金機能を見知らぬ人と使わない/画面共有に応じない/アプリ更新/188・#9110に相談

ネット通販もキャッシュレス決済も、私たちの暮らしを便利にしてくれる、なくてはならないものです。だからこそ、怖がって使わないのではなく、「返金します」と言われたら一度立ち止まるという習慣をひとつ持つだけで、被害のリスクは大きく下げられます。

この記事が、ご自身だけでなく、ご家族——とくにスマホ操作に不慣れな親や子ども世代に声をかけるきっかけになればうれしいです。「ペイで返金って言われたら詐欺だからね」と、今日の夕飯のときにでも、ひとこと共有してみてくださいね。

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