
毎年もらうのに、結局どこを見ればいいの?
健康診断の結果表が届いて、ずら〜っと並んだ数値を前に「で、結局どこを見ればいいの…?」と固まってしまう。そんな経験、ありませんか?
「H(高い)」や「L(低い)」のマークがついていても、再検査と言われていなければ、なんとなくそのまま引き出しへ……。
でも、今日(2026年6月30日)放送の「あさイチ」で健康診断の結果表の見方が特集されていて、改めて「あ、ここを見ればよかったのね」とストンと腑に落ちるかたは多いはず。
今日は番組の内容を振り返りながら、やさしく解説していきますね。
問題の本質は「ちょっと悪い」を放置すること
番組でいちばん大事だと感じたのは、「基準値より“ちょっと悪い”を放置すると危険」というメッセージでした。
健康診断でこわいのは、はっきりした異常よりも、むしろ「基準値ギリギリ」「少しだけオーバー」のグレーゾーンなんです。痛くもかゆくもないので、つい後回しにしてしまいます。
けれど体の中では、その“ちょっと”が何年もかけてじわじわ進んでいきます。代表が動脈硬化。血管はある日突然詰まるのではなく、長い時間をかけて静かに硬く・狭くなっていきます。
結果表のB判定の放置は危険と大阪大学の保健師である野口緑さんは指摘します。
特に注意したい「血管系の4項目」
番組で「特に注意して見るべき」とされていたのが、動脈硬化につながる血管系の4項目。一般的な健診では、次の4つが目安になります。

出典 あさイチ
この4つが少しずつ重なって悪い「ちょい悪の合わせ技」が、いちばん血管に負担をかけます。1項目だけで一喜一憂するより、4つのバランスで見るのがポイントです。
レベル1の腹囲・BMIの部分ですが、これは内臓脂肪のことです。この内臓脂肪が増えることで、コレステロールや中性脂肪、血圧、血糖、尿酸値にも影響があります。
健診改善 ポイントは体重5%減
今回ご協力された重吉さんご夫婦。ご主人の崇さんは、なんと基準値オーバーが17項目。奥さまも3項目オーバーだったそうですが、ここから驚きの変化が起こります。
対策1:カギは体重「5%減」🏃
崇さんへの保健指導を担当した野口さんの言葉が印象的でした。「内臓脂肪をなんとかすれば、全部が良くなる」。そこで掲げた目標が、体重の5%減です。
崇さんの1日の食事を聞き取ると、糖質と脂質が多めでした。そこでアドバイスされたのが、
- ご飯(お米)を少し減らす
- おやつのチョコレートを枝豆に変える
といった、ムリのない置き換え。そして3週間続けた結果は……
体重マイナス2.5キロ。尿酸以外のすべての数値が下がったんです!
💡 「尿酸だけ上がった」のには理由があります。急に糖質を減らすと、体が「エネルギーが足りない」と判断して筋肉を少し分解します。さらに運動で筋肉に負荷をかけると、その老廃物として尿酸が一時的に増えるんです。番組でも、改善した生活を長く続ければ尿酸値は落ち着いていくと説明されていました。短期の数字に一喜一憂しなくて大丈夫、ということですね。
「5%減」って、実際どれくらい?
70kgの方が6か月かけて達成する場合、1日あたり約140kcalを減らす計算になります。140kcalの目安は…
| 減らし方 | 140kcalの目安 |
|---|---|
| 食事で | 缶ビール1本 / ご飯マイナス90g |
| 運動で | 自転車30分 / 軽いジョギング |
続けるコツは、「普段必ず行うことをアレンジする」こと。新しい習慣を足すより、いつもの行動を少しだけ変えるほうがラクに続きます。
対策2:なかなか下がらないLDLコレステロール
見るべき数値の中でも、とくに厄介なのがLDLコレステロール。血管の壁に入り込んで“こぶ”をつくり、血管を傷める要因のひとつになります。DJ KOOさんも鈴木アナも「少し高め」と話していて、女性は年齢とともに増えやすいのも特徴です。
番組ではこんなクイズが出ました。
Q. LDLコレステロールを減らす対策として効果的なのは? A. 食事改善(運動とは直接関係しない)
意外ですよね。LDLが高い人は、レバー・鶏卵・魚卵・乳製品などのとりすぎに注意、と紹介されていました。
💡 ポイント LDLコレステロールは単純な“悪者”ではなく、ホルモンや細胞膜の材料になる大切な存在でもあります。本当に注意したいのは、LDLが「酸化」してこぶになること。抗酸化を意識した食事(色の濃い野菜・良質な油)と、青魚のEPA/DHAが血管をしなやかに保つ味方になります。ちなみに番組でも触れていましたが、LDLが低すぎる場合は肝疾患が疑われることも。高すぎても低すぎても、体からのサインなんですね。
対策3:実は「血管を直接見られる」検査がある
番組で「なるほど!」だったのが眼底検査。目の奥(網膜)を撮影する検査で、体の中で唯一、血管を直接見ることができる検査なんだそうです。そこから心臓や脳の血管の状態まで推測できるとのこと。健診の項目にあれば、ぜひ受けておきたいですね
対策4:がん検診は「足りない分」を自分で補う
健康診断(生活習慣病チェック)とがん検診は別物。自治体や職場で受けられるがん検診は決まっているので、年齢や性別に合わせて「足りない検査」を補うのがおすすめです。
まとめ
健康診断の結果表は、こわいものでも、放っておくものでもありません。読み方さえわかれば、未来の自分への手紙になります。
- 血管の傷みは 4段階で進む。引っかかった項目の「1つ下」を改善
- すべての出発点は 内臓脂肪。だから 体重5%減 がいちばん効く
- LDLコレステロール対策は 食事改善。とりすぎ注意の食品をチェック
- “ちょい悪”の放置は突然死リスク。項目が増えだしたら要注意
- 健診の“あいだ”は、自宅検査で見える化を



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