鏡を見るたびに気になる「クマ」や「顔のくすみ」。年齢を重ねると、どんなに高価な美容液を使っても改善しにくいと感じることがありませんか?
実は、こうしたトラブルの多くは肌の表面ではなく、体の内側の“栄養バランス”の乱れが関係していることが多いのです。

仕事上、化粧品を宣伝する側にいたので、最先端の技術は素晴らしいのは事実です。しかし残念ながら、枯れた素肌に栄養たっぷりの肥料を与えても効果はないのです

たとえば、目の下のクマ。
目の下のクマは、睡眠不足やスマホ疲れも関わりますが、ゆらぎ世代で見落としがちなのが、鉄分不足も大きな要因のひとつ。鉄が不足すると、血液中のヘモグロビンが減少し、酸素が十分に運ばれなくなります。その結果、顔色が青白くなり、特に皮膚の薄い目の下に「青クマ」が現れやすくなるのです。
鉄分で目の下のクマ対策を
鉄分は、赤身の肉(牛・豚・鶏)やレバー、マグロ、カツオに多く含まれます。植物性食品では小松菜、ほうれん草、ひじき、大豆製品などがありますが、吸収率は約1割程度と低め。そこでおすすめなのが、「動物性たんぱく質+ビタミンC」の組み合わせ。
たとえば、「牛もも肉のステーキ+ブロッコリー」や「レバー炒め+レモン汁」など、吸収を高める組み合わせで摂ると効果的です。

鉄の吸収が悪い人はピロリ菌がミネラルを盗んでいる可能性もあります。
くすみや乾燥は“酸化と糖化”が原因かも
くすみや顔のトーンダウンは、紫外線やストレスによる酸化、そして糖の摂りすぎによる糖化が進むことで肌の透明感が失われていく現象です。

おやつにチョコやスナックなど食べたくなりますよね。取りすぎると砂糖がミネラル泥棒してしまいます。

抗酸化力の高い栄養素として知られるのがビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール。
特にゆらぎ世代では、女性ホルモンの変動で抗酸化力が低下しやすいため、果物やナッツ類、緑黄色野菜を積極的にとるのがおすすめです。
また、甘いものを控えるだけでも、肌の黄ぐすみやハリの低下を防ぎやすくなります。

甘いものを無性に食べたくなる人は腸にカンジダがいるかも。私はそうでした
高額リフトアップ美容液より、毎日の料理で“肌の土台”を作り直す
もちろん、スキンケアで肌を保湿し守ることは大切です。でも、どれだけ高額なリフトアップ美容液を塗っても、土台であるコラーゲンやエラスチンが不足し、固く傷んだままでは、上から塗るケアに限界があります。
そこで発想を変えてみてはどうでしょう?
「塗る前に、まず食べて土台を立て直す」。
毎日の主菜と副菜で、コラーゲンの材料となるたんぱく質、合成に欠かせないビタミンC、弾力を守るビタミンA・E、亜鉛などをしっかり補給し、同時に糖化を進める甘いものや過剰な精製炭水化物を控える。
これは、エステに通うより地味かもしれませんが、数か月後のフェイスラインやほうれい線の「下がり方」を変えていく、いちばんコストパフォーマンスの良いリフトアップ習慣です。
ゆらぎ世代は「鉄+B群+タンパク質」の黄金バランスを
50歳前後の女性では、月経周期の変化やホルモンバランスの乱れにより、代謝や血流が低下しがち。
この時期に意識したいのが、エネルギー代謝を支えるビタミンB群と、肌・髪・血液すべての材料となるたんぱく質です。

「納豆+卵」「鶏むね肉+玄米」「鮭+豆腐」など、食卓に少し意識的に取り入れるだけでも、疲れにくく血色のよい肌づくりにつながります。
きれいな肌は体の中の鏡
スキンケアで肌を守ることはもちろん大切ですが、肌の材料であるコラーゲンやセラミド、血色を支えるヘモグロビンは、すべて体の中で「栄養」から作られています。
つまり、美しい肌を育てる源は、毎日の食事。

高額な美容液を一つ買うより、まずは「鉄・タンパク質・ビタミンB群・C・E」をバランスよく摂る1週間を試してみてください。光を反射するような健康的なツヤと血色が、少しずつ戻ってくるはずです。
気になる顔のトラブルは、外から塗るだけでは解決できません。
栄養を味方に、内側から肌を整える——それがゆらぎ世代の「新しい美容習慣」です。
参考文献

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