インフルエンザ後の有機酸検査の結果

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子どもからインフルエンザA型とインフルエンザB型をもらってなかなか回復しないで困っていました。食欲は落ちて、倦怠感が酷かったので、分子栄養学の主治医に相談しました。それで有機酸検査を行った結果がこちら。

有機酸検査は尿検査です。尿から出た燃えかすを調べることで、体の細胞レベルの働きがわかる検査です。アメリカに尿が送られて検査されます。

見事にミトコンドリアの低下がみられます。上の図で赤い線で囲われている部分です。体内でコロナ後遺症と同じ現象が起こっていたのですね💦

1. 感染症後のエネルギー代謝(ミトコンドリア)への負荷

インフルエンザウイルスが体内に侵入すると、免疫系が激しく反応します。この過程で細胞内の「ミトコンドリア(エネルギー産生の場)」は、ウイルスとの戦いや組織修復のために過密な稼働を強いられます。

2. 神経伝達物質と解毒機能の関連性

ミトコンドリアでのエネルギー産生が低下すると、体内の他のシステムにも連鎖的な影響が及びます。

  • メンタル面への影響: セロトニンやドーパミンの見られる場合、神経伝達物質の合成が十分に行われていない可能性があります。これが、病後の意欲低下や気分の落ち込みに関与している場合があります。
  • 解毒プロセスの遅滞: 有害物質の排出(解毒)やメチル化といったプロセスには、膨大なエネルギー(ATP)を消費します。エネルギー不足の状態では、これらの機能も二次的に低下しやすく、体が本来のコンディションに戻るのを遅らせる要因となります。

3. 健康回復に向けて摂ったほうがいい栄養素

ミトコンドリアの「発電効率」を高める(CoQ10, PQQ)

ミトコンドリアの健全性に赤信号が出ている場合、発電機そのものを修理・増設する必要があります。

  • コエンザイムQ10(CoQ10): ミトコンドリアという発電機の中で、エネルギー(ATP)を作るための「電子」を運ぶ役割をします。不足すると発電が滞り、疲れやすくなります。
  • PQQ(ピロロキノリンキノン): 「ミトコンドリアを増やす」働きがあると言われています。古い発電機を修理するだけでなく、新しい発電機を増設するようなイメージで、CoQ10と併用することで相乗効果が期待できます。

カネカ社の還元型コエンザイムQ10が良いと医師に言われました。私の場合、睡眠の質が良くなり、疲れにくくなりました。朝と夕食後に1錠ずつ。飲みやすい小粒タイプ。

nutricostのPQQはほんのりピンク色。朝と夕食後に1錠ずつ。

脳の「通信環境」を整える(5-HTP, チロシン)

検査結果で神経伝達物質の代謝(5-HIAAやHVA)が上手くいっていない場合、その「原材料」を直接補給するのがこちら。

  • 5-HTP: セロトニンの直接の前駆体(一歩手前の姿)です。トリプトファンよりも効率よく脳内に入り、「幸せホルモン(セロトニン)」の合成を助けます。
  • チロシン: やる気の源である「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」の材料です。インフルエンザ後の「何もしたくない」「頭が働かない」という状態のサポートに適しています。

Thorne社の5HTPはビタミンB6も入っています。

チロシンはたけのこの白い部分で有名ですね。Now社のものがおススメ。感染症で増えた白髪も減ります

3. 輸送をスムーズにする(食前の必須アミノ酸)

なぜ「食前」の必須アミノ酸(EAAなど)が有効なのでしょうか。

  • 競合を避ける: アミノ酸は脳へ運ばれる際、ゲート(関門)を奪い合います。食事と一緒に摂ると他の栄養素に邪魔されやすいのですが、食前の空腹時に摂ることで、ターゲットとなるアミノ酸が優先的に脳へ届きやすくなります。

⚠️ 注意点とアドバイス

これらのサプリメントを検討する際は、以下の点に留意してください。

  1. 5-HTPと薬の飲み合わせ: もし病院で抗うつ薬(SSRIなど)を処方されている場合は、絶対に自己判断で5-HTPを併用しないでください。「セロトニン症候群」という過剰反応を起こすリスクがあります。
  2. 優先順位: ミトコンドリアの回路(TCAサイクル)を回すには、これらに加えてビタミンB群マグネシウムが土台として必要です。土台がスカスカの状態でブースター(CoQ10など)だけを入れても、空回りしてしまうことがあります。
  3. 医師の指導: 有機酸検査の結果を読み解ける分子栄養学に詳しい医師の指導のもとで、摂取量やタイミングを調整することをお勧めします。

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