お餅が体に負担をかける理由

分子栄養学
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今年のお正月はお餅を食べなかったれまといです。その訳をこれから書きますね。

お餅が体に負担をかける理由と注意点

1. 「腹持ちが良い」のは「消化が大変」だから

お餅の成分は、普通のお米よりも粘り気が強く、分解するのに時間がかかります。 「腹持ちが良い」といえば聞こえはいいですが、裏を返せば「胃腸にずっと残って負担をかけている」ということ。

特に胃腸が弱い人や疲れ気味の人は、消化しきれず体調を崩す原因になります。

栄養療法に興味があったりこのブログを読んでらっしゃる方は、炭水化物やお餅のデンプンやグリコーゲンを分解するアミラーゼという消化酵素が十分にでていない場合が多いです。

食べるときは、それほど負担なく感じたので「お持ちを2個、お雑煮に入れよう」と若いころは食べていました。今は1個しか食べません。

2. 血糖値が急激に上がりやすい

お餅はエネルギーの塊です。一気に食べると血糖値が急上昇し、それを下げるために体に大きな負荷がかかります。

  • 食べた後に猛烈に眠くなる
  • 頭痛がする
  • 体がザワザワして落ち着かない
  • 体がほてってくる
  • 動悸がする

私はお餅を食べた後に少し動悸がします。実際に血糖値をフリースタイルリブレで測ると、200近くグルコース値が上がりました。

また、消化で分解された沢山のグルコースが吸収されると、血糖値も上がりやすくなります。豆大福やあんこ餅だと砂糖も入っているのでより血糖値が上がりますね。

つまり、お餅を消費するには多量のインスリンを必要とします。そして、跳ね上がった血糖値は中性脂肪として蓄えられ、あぶれた血糖は血中に行き場をなくし、高血糖の状態になりやすくなると考えられます。

中性脂肪は上がるし、お正月太りの原因にもなります

3. 腸内環境を乱す可能性

うまく消化できなかったお餅は、腸の中で悪い菌(カンジダ菌など)の「エサ」になってしまいます。これが原因で、お腹の張りや全身の重だるさにつながることもあります。

4.胃腸が弱い方のお餅の食べ方

1. 血糖値の上昇をゆるやかにする食材

お餅を食べる前に、あるいは一緒に摂ることで、糖の吸収をブロックしてくれる食材です。

  • 海苔(磯辺焼き): 海苔に含まれる豊富な食物繊維が、糖の吸収をゆっくりにしてくれます。また、ミネラルも補給できるため、お餅単体で食べるよりずっと健康的です。
  • 納豆(納豆餅): 納豆の水溶性食物繊維タンパク質の両方が、血糖値の急上昇を抑えてくれます。今回の調査でも、特に効果が高い組み合わせの一つとされています。
  • きな粉(きな粉餅): 大豆のタンパク質と食物繊維が有効です。ただし、お砂糖を入れすぎないのがポイント。甘みが欲しい場合は、血糖値を上げにくい「ラカント」などを使うのがおすすめです。

2. 消化を助け、胃腸の負担を軽くする

「お餅の消化が大変」という弱点を補ってくれる組み合わせです。

  • 大根おろし(からみ餅): 大根には「アミラーゼ」という消化酵素がたっぷり含まれており、お餅のデンプン分解を強力にサポートしてくれます。酵素は熱に弱いので、「生のおろし」で食べるのが一番効果的です。
  • 具だくさんお雑煮: 野菜やきのこを先に食べる「ベジタブルファースト」ができるだけでなく、温かい汁物と一緒に食べることでお餅が柔らかくなり、消化しやすくなります。

お餅は体に負担のかかる食べ物であるからこそ、昔から常食しないで、特別な時にしか食べない食品です。

カラダに負担をかけずに、一年のスタートを切りましょう!

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