「血糖値を気にするのは、糖尿病になってからでいい」と思っていませんか? 40代、50代の私たちこそ、血糖値を意識してコントロールする必要があります。それは単に糖尿病予防のためだけではありません。
高血糖が引き起こすダメージは、あなたの「老化スピード」と「将来の健康寿命」に直結するからです。
1. 血管の「サビ」を加速し、突然死リスクを高める
血糖値がドカンと上がり、急激に下がるという変動(血糖値スパイク)が頻繁に起こると、血管のが傷つけられます。
ふたつ目は、血糖値が急上昇すると、血糖値を下げるためにインスリンというホルモンを出すすい臓が、疲れてしまうということ。


山村医師
「ただでさえすい臓は加齢で老化しますから、酷使されるとインスリンを出す力がいっそう弱くなります。そうなると血糖値が高い状態が続いてしまう。これもまた動脈硬化のリスクです。
体中を巡る血管を守るためにも、血糖値の乱高下は避けるべきなのです」
糖尿病内科医 山村聡先生HP引用
血糖値を急激に上げない方法
| 対策 | 具体的な行動 | 理由・効果 |
| 食べる順番 | 「野菜・海藻・きのこ」 → 「タンパク質(肉・魚・大豆)」 → 「炭水化物(ご飯・パン)」の順に食べる。 | 食物繊維が先に胃腸の壁を覆うことで、後から入ってくる糖の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぎます。(ベジファースト) |
| よく噛んで ゆっくり食べる | 一口あたり20~30回噛むことを意識し、食事に20分以上かける。 | 満腹中枢が働きやすくなり、食べ過ぎを防ぎます。また、インスリンの初期分泌(ファーストフェーズ)を促し、血糖値の上昇に対応しやすくなります。 |
| 糖質の「質」を選ぶ | 白米を玄米、雑穀米、麦ご飯に、白パンを全粒粉パンに、うどんをそばに置き換える。 | GI値(血糖値の上がりやすさを示す指標)の低い食品は、消化吸収がゆっくりで、血糖値の上昇を緩やかにします。 |
| 欠食を避ける | 朝食を抜かない。食事の間隔が空きすぎると、次の食事で血糖値が急上昇しやすくなります。 | 規則正しい3食を摂ることで、血糖値の変動を安定させます。 |
| 単品食べを避ける | ラーメン+チャーハン、おにぎり+菓子パンなど、炭水化物の重ね食いを避ける。 | 糖質の摂取量が過剰になり、必ず血糖値の急上昇を招きます。必ず主食、主菜、副菜を揃えましょう。 |
これらのことを、まず試してください。あとはリラックスすることも大切ですね。緊張する人との食事は血糖値が上がりやすいですね。

2. 運動の工夫:糖を消費する仕組みを作る
運動は、インスリンの働きを良くし、血液中のブドウ糖をエネルギーとして筋肉で消費させる効果があります。
食後の「ちょい運動」が最も効果的
- タイミング: 食後15分〜1時間以内(血糖値が上がり始める時間帯)。
- 運動: 10分〜15分の軽いウォーキング、階段の上り下り、軽いスクワットや足踏みなど。
- 効果: 筋肉が血液中のブドウ糖を消費するため、食後の血糖値の急上昇を効果的に抑えられます。

継続的な筋肉量アップ
- 運動: スクワット、腹筋、ダンベル体操などの筋力トレーニングを週に2〜3回行う。
- 効果: 筋肉量が増えると、血糖を消費する「燃焼工場」が大きくなり、基礎代謝が上がり、インスリンの効きやすい体質(インスリン抵抗性の改善)になります。特に下半身の大きな筋肉を意識しましょう。
3. 生活習慣の工夫:コントロールを助ける
- 質の良い睡眠をとる: 睡眠不足は、食欲増進ホルモンを増やし、血糖値を上げるホルモン(コルチゾールなど)の分泌を乱し、血糖コントロールを難しくします。
- ストレス管理: ストレスは血糖値を上げるホルモン(ノルアドレナリンやコルチゾール)を分泌させるため、趣味や深呼吸などで意識的にリラックスする時間を作りましょう。

これらの具体的な方法を、一つずつ生活に取り入れて、血糖値の安定を目指していきましょう。

コメント