イタリアンでランチした日につい爆買い?血糖値と物欲の意外な関係

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イタリアンでランチした日はなぜか散財してしまう?

イタリアンのお店で、パスタとサラダ、ケーキ、ドリンクが付いたランチセットを食べたあと、そのままルミネをふらふら。
「今日はちょっとだけ見るだけ」と思っていたのに、気づいたら予定外のコスメや洋服をお買い上げしていた──こんな経験ありますか?私は過去にあります。

一見「自分の意志が弱いから」と思いがちなこの行動も、小池雅美医師が提唱する「気分の9割は血糖値」という視点で見ると、また違った風景が見えてきます。

小池医師の血糖値理論:気分の9割は「血糖の上下」

小池医師は、気分の波やイライラ、やる気のなさが、「性格」ではなく「血糖値の乱高下」と強く結びついていると説明しています。
糖質の多い食事を一気に摂ると、血糖値がぐっと上がり、その後インスリン分泌で急激に下がる、いわゆる「血糖スパイク」が起こります。

この時に起きやすいのが、次のような状態です。

  • 一時的な高揚感・多幸感(ハイな感じ)
  • その後にくるだるさ、イライラ、集中力の低下
  • 何かで気分を埋めたくなる「衝動」(甘いもの、買い物など)

血糖が乱高下しているとき、人は冷静な判断よりも「目の前の快楽」を優先しやすくなります。ここに、イタリアンランチの後にショッピングしてしまうメカニズムを重ねられます。

イタリアンランチで何が起きている?

イタリアンのランチセットは、しっかりした量のパスタやドリアなどの炭水化物に、クリームたっぷりのケーキとドリンクがつく「ご褒美ランチ」。ケーキがハーフサイズと言っても、そこそこの大きさ。
この組み合わせは、次のような流れを生みやすい構成です。

  • パスタ:精製小麦中心で消化吸収が早く、血糖値を上げやすい
  • ケーキ:砂糖と生クリーム、生地の糖質でさらに血糖値アップ
  • ドリンク:ラテや甘いドリンクなら、追加の糖+カフェイン

食後しばらくは、脳に十分なブドウ糖が回り「幸せ」「やる気」「なんでもできそう」というハイな感覚になりがちです。
この状態でショーウィンドウを見て歩くと、判断基準が「本当に必要か」よりも「今の自分をもっと気持ちよくしてくれるか」に傾きやすくなります。

なぜショッピングに走りやすいのか

血糖値が急上昇しているとき、人の脳は報酬系が刺激され、「もっとご褒美を」というモードに入りやすいとされています。
その結果、次のような行動パターンが起こりやすくなります。

  • 予定していないお店にふらっと入る
  • 「今日くらいいいよね」と高めのアイテムを選ぶ
  • 帰ってから「ちょっと買いすぎたかも」と冷静になる

ここで大事なのは、「自分の意志が弱い」という話ではなく、「血糖値が上がると誰でも判断が甘くなりやすい」という仕組みの問題として捉えることです。
こう考えると、少し気持ちが楽になりますし、対策も取りやすくなります。


イタリアンのランチを楽しみながら「血糖ハイ買い」を防ぐコツ

  • ランチの前にサラダから食べる(ベジファースト)
  • パスタを少なめにして、タンパク質多めのメニューを選ぶ
  • ケーキはシェアして量を半分にする
  • 食後すぐに買い物を始めるのではなく、少し歩いて落ち着いてからお店に入る
  • 「今日はお財布のひもがゆるみやすい日」と自覚して、あらかじめ「買うものリスト」を決めてからランチに行く

こうしたアドバイスなら、「血糖値=メンタルの土台」という小池医師のメッセージを日常に落とし込みつつ、医療情報には踏み込みすぎない構成にできます。


まとめ

幸せ度の高いランチセットは、心をふっとゆるめてくれる大切な時間。
その一方で、「ランチのあと、つい財布のひももゆるむ」のは、性格ではなく血糖のアップダウンかもしれません。

「今日は血糖ハイかも」と一歩引いて自分を眺めてみるだけで、ショッピングの満足度も、家計の満足度も、ぐっと上がっていきます──。

  • 書籍: 『気分の9割は血糖値』(東洋経済新報社、2025年)
  • 公式SNS: Facebook(koikemasamiofficial)、Instagram。血糖値と気分の投稿多数。
  • メディア寄稿: 東洋経済オンライン記事(2025年11月)

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