不登校児に隠れた不調とは?その1

思春期外来
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ここ近年、不登校になっている子が年々増加しています。その中でも中学生は起立性調節障害(OD)になってしまうケースが非常に多いです。自分の子どもが不登校になると本人も苦しいですが、家族も仕事を辞めざるを得ず、高校は高額なフリースクールを選ぶことになり、経済的にも大変ですよね。

私の周りでもODの子がいました。その子のお母さんは一生懸命、分子栄養学を勉強して分子栄養学のクリニックに通い始めました。医師の指示のもとに有機酸検査、GI-MAP、毛髪ミネラル検査を行い、この検査の結果に基づいて栄養療法と食事療法を行いましたこれは、ODの根本にある自律神経の乱れやエネルギー代謝の異常を、栄養素や腸内環境の視点から改善することを目的として行ったとのことです。今では治療を受けた子は部活動も楽しみ、毎日元気に登校しています。

有機酸検査とは

有機酸検査は、尿中に排出される有機酸という代謝産物の量を測定する検査です。これにより、体内の以下の状態を間接的に把握できます。

  1. エネルギー代謝の状態: ビタミンB群やコエンザイムQ10などの栄養素の過不足や、ミトコンドリアの働き(エネルギー産生)が正常に行われているか。
  2. 神経伝達物質の代謝: ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンといった自律神経に関わる物質が適切に代謝されているか。
  3. 腸内環境(リーキーガット・カンジダ菌など): 異常な腸内細菌や真菌(カビ)の増殖がないか。

これらの情報は、ODの症状(倦怠感、めまい、頭痛)を引き起こす体内の隠れた栄養学的・代謝的な生産性を見つけるために使われます。

2. 特定された問題への栄養療法アプローチ

特定された問題に対して、サプリメント(栄養補助食品)や食事指導を行います。

問題推奨される栄養素OD症状への期待効果
エネルギー不足ビタミンB群(特にB1, B2, B3)、マグネシウムコエンザイムQ10L-カルニチンミトコンドリアの働きを活性化し、全身の疲労・倦怠感を改善。
自律神経の乱れビタミンCアミノ酸(チロシン、トリプトファンなど)、亜鉛神経伝達物質の合成をサポートし、ストレス耐性血圧調節機能の改善を促す。
腸内環境の悪化プロバイオティクス(善玉菌)、グルタミン消化酵素腸の炎症を抑え、セロトニンなどのホルモンバランスを整え、間接的にOD症状を改善。

3. 注意点:専門家の指導が必要

このアプローチは、一般的に自己判断で行うのは危険です。

特に高用量のサプリメントを摂取する場合、副作用のリスクがあるため注意が必要です。

有機酸検査の結果解釈は非常に専門的であり、機能性医学や栄養療法に精通した医師や専門家の指導のもとで、個人の体質や他の血液検査の結果と総合的に判断して行う必要があります。

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