
カンジダ菌は口や腸、皮膚などに常在するカビ(真菌)の一種です。通常、腸内では他の細菌とのバランスが保たれていますが、何らかの原因でカンジダ菌が異常に増殖し、様々な不調を引き起こす状態を「腸管カンジダ症」と呼びます。
女性の場合、膣カンジダのほうが聞き馴染みがあるかと思います。私も産後は抵抗力が低くなると膣カンジダになっていました。
この状態では、カンジダ菌が腸の粘膜に菌糸を伸ばして張り巡らせ、病原性を高めると考えられています。
主な症状
腸管カンジダ症の症状は、消化器系だけでなく、全身に及ぶ可能性があるのが特徴です。
1. 消化器系の症状
カンジダ菌の異常増殖により、消化吸収が妨げられたり、腸のバリア機能が低下したりすることで起こります。
- 腹部膨満感(お腹の張り)
- ガス過多(おならやゲップの増加)
- 下痢や便秘
- 吐き気、食欲不振、腹痛
2. 全身の症状(脳腸相関との関連)
腸内環境の乱れが全身に影響を及ぼし、以下のような症状が現れる可能性が指摘されています。
- 慢性的な疲労感や倦怠感
- ブレインフォグ(頭にモヤがかかったような集中力の低下)
- 甘いものを無性に欲する
- 皮膚の痒みや肌荒れ
- 精神神経系の不調(イライラ、不安感、睡眠障害など)
- 腟カンジダ症や膀胱炎を繰り返す
※リーキーガット症候群との関連 カンジダ菌の異常増殖は、腸管のバリア機能が低下する「リーキーガット症候群」(腸管壁浸漏症候群)を引き起こす原因の一つとも考えられており、これにより未消化の物質などが血中に漏れ出し、全身の炎症やアレルギー反応を招く可能性があります。
カンジダ菌が増殖する主な原因
腸内でカンジダ菌が増殖し、勢力を増してしまう原因は、主に腸内環境のバランスの崩れと免疫力の低下です。
- 抗生物質の服用:他の病気の治療で抗生物質を服用すると、善玉菌が減少し、カンジダ菌の勢いが増すことがある。
- 糖質の過剰摂取:砂糖や精製された炭水化物など、カンジダ菌の「エサ」となる糖質を多く摂る食習慣。
- 免疫力の低下:ストレス、過労、睡眠不足などによる全身の免疫力の低下。
- 胃酸分泌の抑制:胃薬(胃酸分泌抑制薬)の使用などにより胃酸が減ると、腸内でカンジダ菌が増えやすくなることがある。
治療とセルフケア
腸管カンジダ症が疑われる場合は、分子栄養学のクリニックなどで適切な検査と診断を受けることが重要です。治療は自費です。
1. 医療機関での治療
- 抗真菌薬:真菌に効果のある内服薬を使用して、カンジダ菌を減らします。私の場合はナイスタチンを使用しました。食前にグルタジェニックス社のスペクトラザイムでバイオフィルムをはがし、食後はキャンディバクティンというハーブが入ったサプリを取りました。
- 腸粘膜の修復:カンジダによるダメージを受けた腸粘膜やバリア機能を回復させるために、グルタミン、ビタミンA、亜鉛のサプリを飲みました。
2. 食生活
除菌中に控えるものは下記のとおりです
・グルテン、カゼインフリー
・キノコや菌類はNG
・シュウ酸が多く含まれているほうれん草や大根の葉、タケノコは控える
・砂糖は控える
・アルコールは控える
・果物は控える(ただし、アボカド、レモン、ライム、オリーブはOK)

コメント