グルテンが肌荒れを引き起こす3つのメカニズム
小麦に含まれるタンパク質であるグルテンが肌のトラブルに関与する主なルートは、主に以下の3つです。
1. 腸内環境の乱れと全身の炎症(リーキーガット)
これがグルテンと肌の関係で最も注目されるメカニズムです。

- 腸のバリア機能の低下:グルテンに含まれる「グリアジン」という成分が、腸の細胞間の結合(タイトジャンクション)を緩める物質(ゾヌリン)の分泌を促します。
- 異物の侵入:タイトジャンクションが緩むと、腸壁に隙間ができ、未消化の食べ物や毒素などが血液中に漏れ出します(リーキーガット症候群)。
- 全身の炎症:漏れ出た異物に対して、体内の免疫システムが過剰に反応し、全身に慢性的な炎症を引き起こします。この炎症反応が血液に乗って皮膚に到達することで、肌荒れ、湿疹、かゆみ、ニキビなどのトラブルとして現れると考えられています。
2. 血糖値の急上昇による「糖化」の促進
グルテンを多く含む食品(パン、麺類、お菓子など)は、一般的に血糖値を急激に上昇させるものが多くあります。
- 老化物質(AGEs)の生成:血糖値が急激に上がると、体内の余分な糖がタンパク質と結びつき、「AGEs(終末糖化産物)」という老化物質を生成します。
- 肌の弾力低下:AGEsは、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊するため、シワやたるみ、くすみの原因となります。
- ニキビの悪化:高血糖の状態は皮脂の過剰分泌にもつながり、ニキビを悪化させる一因にもなり得ます。

3. アレルギー反応
ごく一部の人には、グルテンに対する明確なアレルギー(小麦アレルギー)や、セリアック病などの自己免疫疾患があります。
- これらの場合、グルテンを摂取することで、免疫システムが過剰に反応し、じんましんや赤み、重度の湿疹などのアレルギー症状がすぐに現れます。
グルテンフリーが肌に良いとされる理由
グルテンを控える食生活(グルテンフリー)に切り替えることで、肌に良い変化が期待できます。
- 腸内環境の改善:グルテンによる腸壁への負担や炎症が減り、腸内細菌のバランスが整います。
- 毒素の排出促進:腸のバリア機能が回復することで、有害物質が血中に漏れるのが防がれ、肌への悪影響が軽減されます。
- 血糖値の安定化:パンや麺類を米や米粉製品に置き換えることで、食事後の血糖値の変動が緩やかになり、糖化の進行を抑えることができます。

治りにくい肌荒れや慢性的な皮膚の不調に悩んでいる方は、一度グルテンを控える食生活を試してみる(グルテンフリーを導入する)ことが、体質改善のきっかけになる可能性があります。
たまにはパンを食べたくなるので、米粉パンを食べていました。
なみさとのパンは常温保存ができ、電子レンジで10秒くらい温めるとふわふわになります。


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